暑中見舞申し上げます。

先日のトーク。京都、福島と遠くからの来場者にかこまれて、京都市立芸術大学に入った頃から、デビューそして東京に転居したころまでの時間を振り返りました。トークのお相手は、学芸員の平野到さん。彼の繊細な作品選択に沿った進行に助けられました。たくさんの来場者の皆様。暑い中来てくださり感謝です。話す相手がいないと気持ちが盛り上がらなかったでしょう。何を考えていたのか、私の問いかけはいつも、私に向かって投げ掛けながらの一時間半。

忘れていたこと、忘れたかったこと。思い出してみます。

8月一杯、涼しい美術館でコレクション作品がお待ちしています。
山本容子

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MOMASコレクション
特集:デビュー50周年 山本容子
会期 2025年6月7日(土) 〜 8月31日(日)
会場 埼玉県立近代美術館
休館日 月曜日(ただし、7月21日、8月11日は開館)、6月24日(火)~6月27日(金)
開館時間 10:00~17:30(展示室への入場は17:00まで)
観覧料 一般200円、大高生100円

MOMASコレクション

特集:デビュー50周年 山本容子

会期 2025年6月7日(土) 〜 8月31日(日)

会場 埼玉県立近代美術館

休館日 月曜日(ただし、7月21日、8月11日は開館)、6月24日(火)~6月27日(金)

開館時間 10:00~17:30(展示室への入場は17:00まで)

観覧料 一般200円、大高生100円


埼玉県立近代美術館のある北浦和公園です。
まさしくこの辺りで生まれた。と母が言った。


今はボテロの作品があります。立派で嬉しい。スペインの公園でも観ました。


担当学芸員の平野到さんの導きで、トークがはじまりました。
まずは大画面になったデビュー作の制作エピソードを語りました。23歳の私との対話。


Asparagus paradise(上) 1977年作 / Cornpipe(下)
モチーフがカミソリやバンドエイドより大きくなりました。


After Eyesのシリーズ 1983年。
ポートレート作品1981年の後、はじめて自分のポートレートを描きました。


フランスの詩人ジャック・プレヴェールの詩について、上を向いて話しています。
夢見るように思い出しながら。


最後に、今も大切にしている、私の核になった二冊の本の話をしました。
「ノンセンス大全」高橋康也
「ナンセンス芸術論」中原佑介


関西から京都市立芸大の後輩が来てくれました。昔の気分で。